シノハラ歯科医院

お気軽にご相談ください!
無料診断会はこちら

健康維持には唾液が不可欠!!!

 皆さんこんにちは。歯科衛生士の町田です。 

 

今回は、唾液について書きます。 

 

今や毎日のように各局で健康番組が放送されていますね。

 

我が家では、両親がその健康番組をよく見ていることもあってか、先日、6歳の息子が「免疫機能のマクロファージって知っている?」と私に説明をしてきました!(多少違っていましたが…)笑 。

 

私は、普段あまりテレビを見ることはありませんが、先日お昼の情報番組で、「病は『歯』から!」と紹介しておりました。 

 

そこでも紹介がありましたが、普段の歯磨きでは落とせない菌の塊であるバイオフィルム、分かりやすく言うと排水溝などに付いているヌルヌルしているものです。

 

あんなものが口の中に?と考えただけでもゾッとしますが、どんなに歯磨きの上手な方でも100%磨ききる事は厳しいです。

 

そのため、プロである歯科医院にて3ヶ月に一度の細菌のコントロールは非常に大切です。

 

それから、普段の歯磨きの事にも触れていました。

 

日本人は食後直ぐに歯磨きをする方が多い。それが正しいやり方である。と思い込んでいる傾向が強いそうです。

 

でもそれは間違いで、身体からの良い反応(免疫反応)を消してしまっているのです。

 

唾液の役割とは?

ここからが今回の本題である唾液の登場です! 

 

唾液は絶えずお口の中に存在はしていますが、一日中、常に同じ量の唾液が出ているわけではありませんし、唾液にも種類があります。

また、唾液には胃の中に食物を送り込む消化作用だけでなくいろいろ身体に良い働きをしてくれています。 

 

では唾液の役割は?と言うと… 

 

1.溶解作用 唾液には、食べ物の中の味物質を溶かして、美味しさを引き出す作用。噛めば噛むほど旨味を感じる!この作用のこと。

2.洗浄作用 唾液の水分で食べかすや細菌を洗い流してくれる作用。

3.抗菌作用 お口の中は常に体外に晒されており、水や食べ物、歯面のプラークなどを介して細菌が侵入してきます。唾液はそうした細菌を阻む作用を持っています。 

4.中和作用 歯は酸によって溶解します。こうした酸性に傾いたお口の環境を中性に戻してくれることを言います。

5.保護作用 唾液は歯の表面に皮膜を作り、虫歯の原因菌であるミュータンス菌から守ってくれます。

6.円滑作用 滑舌良く話したり、食べ物を飲み込んだりする時にも活躍しています。 

 

唾液の分泌量と効果的な歯磨きのタイミングとは?

凄いですよね!!

 

本当に身体は上手くできているなといつも思います。

 

いつだったか…とあるセミナーで歯科衛生士の方が『唾液はお口の美容液!』とおしゃっていましたが、当に!!唾液は自己免疫の1つなのです。 

 

では、唾液は1日どれくらい分泌されているのでしょう? 

 

唾液は1日1〜1、5リットル位出ると言われていますが、先程も述べました通り、いつも同じ量が出ているわけではなく時間や条件によって出る量が違います。

 

では、一番分泌が良いのはいつなのでしょうか?

 

それは食後です。 

 

人は食事をすることによって噛むと言う作業をします。

 

噛むことで脳や粘膜が刺激を受け無数にある唾液腺から唾液を出そうとします。

 

ですから、食後に唾液の良い恩恵を受けられるのに、食後すぐに歯を磨いてしまう…

しかも酸性に傾いた状況での歯磨きは歯にとってもダメージが大きいのです。

 

食後30分位経過して、しっかり唾液の恩恵を受けられてからの歯磨きをおオススメ致します。 

 

また現代の食事は食べやすく柔らかい食事が多いため、お口の機能の低下、構造も以前と比べて変化が起きています。

 

その証拠として、現代の子供達の歯の本数が減っており、それに比例して唾液量も減ってきているようです。

 

九州歯科大学の柿木保明教授によると「かつては唾液の分泌量は1日1〜1、5リットルと言われたが今は800ミリ〜1リットルまで減少している」(西日本新聞ブックレット25)と言います。

 

これだけの作用を持つ唾液の分泌が下がるとなると、免疫の力も受けられない?

そんなことはありません! 

 

唾液を増やす、出す力を増やしてくれる生活習慣の改善があります!! 

 

まずは、唾液が増える生活習慣からお伝えしましょう。

 

唾液アップで免疫アップ!!

1. 口呼吸と鼻呼吸

 

口呼吸できるのは人間だけなのはご存知でしょうか? 

それは話す事ができる機能が備わっているからです。 

 

例えば、犬は散歩の時に「ハアハア」舌を出して呼吸をしますが、あれは体の熱を舌から蒸発させて体温を下げているので呼吸ではありません。

 

人間は酸欠を補うために口で呼吸します。

 

それは、人は口と気道が繋がっているからできるワザなのです。 

 

また、呼吸する上でとても大事な肺という臓器は冷えに弱い臓器とされています。

 

鼻から入ってきた空気とダイレクトに口から入ってきた空気とでは温度にして7度も違うそうなのです。

 

本来、人間の身体に空気が入ってくる場合、鼻と言うとフィルターを通してホコリや細菌、ウィルス、PM2、5等を取り除いて、きれいになって適当な湿り気と温度を獲得して扁桃を通過させる事が大切です。

 

あと口呼吸は口の中を乾燥させ、細菌繁殖させ、口臭の原因にもなりますので口呼吸ではなく鼻呼吸を意識していきましょう。

 

2.姿勢

 

“胸を開く”ことを意識する事で深い呼吸がしやすくなり、血液に酸素が入り、血液循環が良くなり、唾液の出が良くなります。

 

3.咀嚼回数 

 

弥生時代と現代の咀嚼回数と食事時間を調べるという研究をなさった先生がいまして、現代人の咀嚼回数は弥生時代の6分の1、食事回数は5分の1に激減しているという報告もあります。 

 

その原因として軟らかい食がふえたこと、水分と一緒に食事をとる習慣が挙げられます。

 

まずは、食事の際飲み物は最後に飲む。

 

良く噛んで唾液が出れば飲み物はいらない。

 

それくらいの意識が大切ですね。 

 

また食べる事に使う時間の優先順位が低くなっている。

 

これも大きな原因の1つです。 

 

忙しい日常の中では毎度の食事は無理でも意識的にできる時はする!

と言うようにしたら良いですね。

 

 4.入浴の仕方

 

お風呂の入り方で唾液の出方が変わります。 

 

昼間は精神的な緊張だけでなく、身体は重力の影響を受けてそれに対抗する筋肉も緊張しています。

 

入浴する事で水中に沈んだ筋肉は重力から解放されて筋肉を癒してくれます。 

 

38〜39度の少しぬるめのお湯につかることで、筋肉の癒しとその心地よい温熱刺激により副交感神経が優位となり、バイ菌を洗い流してくれる等のサラサラ唾液がたくさん出るようになります。 

 

唾液は皮膚も脳も若返らせてくれる素晴らしい体液であるということです。

 

つまり、「唾液がたくさん出る」は「若返る」と言っても過言ではありません!! 

 

お口の中は唯一目でみえる臓器であり、第1の消化器官であるということです。

 

普段の生活の中で改善できることが少しは見つかった気がします!

 

みなさんも、少し 「唾液」を意識して生活をしてみてはいかがでしょう。