シノハラ歯科医院

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今話題の腸内細菌について

みなさんこんにちは。歯科衛生士の町田です。

 

3月に入り、日中は暖かい日も増えてきましたが、まだまだ朝晩は寒いですね。

 

また花粉症の方にはツライ季節となりました。

 

私もその一人。今年は例年以上に眼の痒みに悩まされています…

 

さて、今回は腸内細菌についてお話しします。

 

えっ?歯科なのに腸内細菌!?と思われる方もいるかと思いますが、近年お口と腸の相関関係があるといわれています。

 

また、花粉症と言ったアレルギーについても腸との関係が深く関わっているので、少しでも皆さんの日々の生活にお役にたてますように…

 

腸内細菌の数

人間の腸内には100兆個以上の細菌が生息しています。

 

人間の細胞は60兆個と言われていますので、人体の総細胞数よりも多い細菌が腸内に生息していることになります。

 

これまでは単なる細菌というだけで、あまり注目されてきませんでしたが、近年その役割が多岐にわたり人間にさまざまな働きかけをしていて、病気との関係性も判明しています。

 

腸内細菌とは

腸の中にいる細菌を「腸内細菌」といい、腸内細菌は非常に小さく顕微鏡でやっと見えるくらいの大きさで、互いに影響を及ぼし合いながらそれぞれの集団を作って生息しています。

 

この集団は、あたかもいろいろな種類の植物が群生しているように見えることから「腸内フローラ」とよばれており、腸内フローラは最近では肥満解消、ダイエット、美肌などにも効果があるともいわれています。

 

腸は免疫を司る臓器~万病と闘う力は腸にあり~

私たちの身体を構成する免疫の7割が腸でコントロールされているといわれています。

 

腸の長さは成人で約8.5メールあり、それを広げるとなんと約20畳分の広さがあります!

 

腸の表面には絨毛(じゅうもう)という細かな突起した粘膜があり、そこで食べ物による栄養吸収がなされています。

 

この絨毛を輪切りにすると中には免疫細胞がたくさんあり、外敵の病原菌が入ってくると、絨毛から免疫細胞が殺菌物質を放出し、病原菌を撃退します。

 

しかし、その働きがうまくいかなくなると、インフルエンザや食中毒といったものから、アレルギーや花粉、ぜんそくや肺炎、リウマチや自己免疫疾患などを招くことにつながるのです。

 

腸内環境を整える方法とは? ~クロストリジウム菌~

イギリス在住のナターシャ、コーツさんは、オリンピックを目指すほどの運動が得意で活発な女性でしたが、5年前に『マスト細胞活性化症候群』と診断を受けます。

 

今、ナターシャさんは極度の食物アレルギーと花粉、ハウスダスト、香水、シャンプー等はもちろん自身の涙や汗、髪の毛までありとあらゆるものにアレルギー反応を示すようになり、この5年間にショック症状で緊急搬送されたのも数知れず…

 

1日に何種類もの薬を服用しながら、常に命の危険と隣り合わせで毎日を過ごしています。

 

ナターシャさんの腸内細菌を調べたところ、クロストリジウム菌(100種類くらいある)が少ない事がわかりました。

 

クロストリジウム菌が少ない現象は、ある日突然の手や足のしびれ、筋肉が動かなくなる症状『多発性硬化症』に見舞われた日本人女性でも見られました。

最近、日本人で多発性硬化症の患者さんは増えています。

 

通常免疫細胞は、外敵の病原菌が入ってくると病原菌を撃退しますが、このクロストリジウム菌は「攻撃」するだけでなく、本来攻撃する必要のない花粉やホコリ等の異物、自分の身体までも攻撃して暴走している免疫細胞に対して、「ブレーキ」の役目をしており、アレルギーや自己免疫疾患を抑えます。

 

そのため、クロストリジウム菌が少ないと重度のアレルギーや多発性硬化症を引き起こすのではないかといわれています。

 

クロストリジウム菌は食物繊維で増やすことができる

テレビや雑誌等でも「腸内環境を整えるために乳酸菌を摂取しよう!」という言葉をよく耳にします。

 

では、どんな乳酸菌をどれくらい食べれば私たち人間にとって有益な事が起きるのか…

 

これは残念ながら個体差があり、どれをどれくらいとはなかなかわかりません。

 

ご自身で食べてみてお通じが毎日あるとか、お腹が緩くならないなどの体感で判断するしかありません。

 

ですが、乳製品アレルギーの方はそもそも摂取することができません。

 

しかし、私たち日本人は昔から納豆や漬物、味噌汁といった発酵食品を食べてきた人種です。

 

実際、お坊さんの方達が普段食べている精進料理。この精進料理には食物繊維がたっぷり入っています。

 

実際にお坊さんになってからアレルギーが緩和した方も数人がいらっしゃいます。

 

 

乳酸菌に特化せずに、発酵食品も含めた食物繊維を、腸内細菌のエサとなる食材を選んで食べればいいわけです!

また、どんないい腸内細菌を持っていたとしても、腸内細菌のエサとなる食物繊維が不可欠である以上、毎日の食事の中で摂取していくしかありません。

 

食物繊維が多く含む食材と言えば、ごぼうや葉物、といった野菜、豆類など植物性の食材ばかり。これは、よく咀嚼しなければなりません。

 

 

ここで!!

 

歯科とも、ふかーい関係がでてきます!

 

あまり噛まずに飲み込んでしまうと、せっかくの食物繊維が台無しです!!

 

奥歯がなければ噛み砕く事が大変難しいです。

 

ご自身の腸内環境、健康のためには、よく噛んで食べることが大切です。

 

生涯ご自身の歯で、奥歯がない方はこれを機に歯科を受診してみてはいかがでしょうか?