シノハラ歯科医院

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「味覚」を感じる舌、「おいしさ」を感じる歯の役割

桜の花も散り、新緑が綺麗な季節となりました。 

 

皆さん、おはようございます♪ 歯科衛生士の町田です。 

 

私たちは毎日欠かさず食事をします。 

 

食べることは、生きていくために体に必要な栄養素やエネルギー源を摂取する「栄養的な役割」があります。 

 

人間も他の動物と同じように栄養素を補給されなければ生きていくことができません。 

 

しかし、人間は生きるためにはもちろん、楽しむためにも食事をしています。

 

「食を楽しむ」ということは、人間以外の他の動物にはほとんど見られない感覚です。 

 

そして食を楽しむために欠かせない機能が「味覚」です。 

 

味覚は、視覚、聴覚、嗅覚、触覚と共に人間のもつ重要な感覚です。 

 

今回は、私たちがもつ「味覚」の働きや仕組みについて書きたいと思います。 

 

「味覚」を感じる舌、「おいしさ」を感じる歯の役割

舌は「食べ物を味わう」「食べ物を唾液と混ぜ合わせて消化を助ける」「それを飲み込む」「会話をする」など重要な役割を担っています。 

 

どれも大切な機能ですが、中でも大きな役割は味覚を感じるセンサーとしての働きです。

 

これは、口に入れたものが体にとって有益が有害か、それを判断する関門としての働きです。

 

また、味覚には甘味、うま味、酸味、塩味、苦味の基本味がある他、渋味や辛味などの刺激感のような味覚に相当する要素があります。

 

味覚以外にも温かさ、冷たさ、舌触りなどをとらえて、口に入った物質の性質や状態を総合的に調べます。 

 

このような働きから様々な情報を得て、体にとって害のない食べ物を摂取するためにとても重要な働きなのです。 

 

 

食べ物のおいしさは舌や口の中で感じる味覚と歯に食べ物が触れた時の歯触りや食感といった感覚の一つです。

 

歯でものを噛んだ時に感じる感覚は、歯ではなく歯と歯を支えている骨の間にある薄いコラーゲン繊維の膜=歯根膜というセンサーで感じています。 

 

歯根膜は歯槽骨と歯を固定する他に、歯にかかる圧力を吸収するクッションの役割や噛んだ食べ物の様々な性状を認識しています。 

 

味覚障害とは

食欲がわくかどうか、体が必要としているものを食べることができるかどうかは、健康のバロメーターになります。

 

また、おいしく味わって食べるということは、人生の大きな楽しみの一つです。 

 

それらを維持するために味覚は大切な役割を果たしています。

 

 

味覚の感度の低下や味覚が消失したりする状態を「味覚障害」といいます。 

 

何を食べていても味を全く感じなくなることや、何を食べても不味く感じる等の症状があります。 

 

味覚障害の原因

味覚障害は女性では40歳以上、男性は50歳以上から増え始め、割合は女性の方が多いといわれています。 

 

味覚障害の主な原因は、加齢といわれていますが、他にも亜鉛不足や口腔乾燥、貧血、腎、肝臓機能低下、服用薬の副作用、心因性など様々です。 

 

亜鉛をとろう!

味覚障害にならないためには、亜鉛を含む食品の摂取や栄養バランスのとれた食事をすることが大切です。 

 

一日の亜鉛の摂取推奨量は、成人男性10g、成人女性が8gとなっていますが、体外に排出されるものが大半であるため、毎日の食事で摂取することができない場合はサプリメントで補給するのも一つの方法です。 

 

特にインスタント食品や加工品には、血中の亜鉛と結合する添加物などが含まれているため、このような食品ばかり利用している人には亜鉛不足による味覚障害が起こりやすいといわれています。 

 

亜鉛を多く含む食材には牡蠣や納豆、卵、牛肉、豚肉などに多く含まれていますので、バランスのよい食事を心掛けましょう。 

 

また、亜鉛をクエン酸やビタミンCと一緒に摂取すると、亜鉛を体内で吸収しやすい形に変える働きがあります。

 

特に飲酒をする時には体内のアルコール分解する際に、酵素が亜鉛を使い分解するため普段より多めの亜鉛の摂取を心掛けましょう。